測量設計業に係る調査研究、研修会の開催、普及、啓発等に関する事業を行っています
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第2回探訪記
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◆JR「和歌山駅」より
タクシー 約10分
バス 約10分(2番乗り場)
「県庁前」バス停下車
(バス停より約300m)
◆南海和歌山港線
「和歌山市駅」より
タクシー 約5分
バス 約10分(9番乗り場)
「県庁前」バス停下車
(バス停より約300m)
第2回探訪記
紀北地方電子基準点、三角点を訪ねて
和測協紀北グループとして紀北地方の電子基準点、三角点、熊野古道のひとつ小辺路の探訪記を報告します。
金剛峰寺正門奥院参道
金剛峰寺
国内4,000寺に及ぶ高野山真言宗の総本山
奥院参道
一の橋から弘法大師御廟に至る参道(約2km)両側に20万基を超える墓石,供養塔,巨木に囲まれた聖域
5月6日(晴)
西畑測量設計⑭の西畑氏、⑭キワコンサルタントの谷向氏、⑭近代技研の岡田にて、戦国時代最後の武将、真田昌幸・真田幸村父子隠棲の真田庵(正しくは善名称院)。弘法大師御母公尊像が祭られている「女人高野」と称され親しまれている慈尊院、又富有柿で有名な九度山町の役場駐車場にて待ち合せ、9時に谷向氏の車で出発。三人共小学生以来の遠足気分。
国道371号、国道480号のつづれ折れの坂道を走ること約40分にて霊峰高野山に到着。
小倉屋弁当屋にて弁当を仕入れ、高野山中学校(創立昭和22年4月現在の校舎はS45年職員数14名生徒数104名)に到着。坪井先生に脚立を借り、電子基準点写真撮影。坪井先生有難うございました。
高野電子基準点
選点平成7年7月10日
埋標平成8年3月12日
高野電子基準点説明板
高野電子基準点付属標
その後県道高野天川線を経て陣ヶ嶺一等三角点を目指す。約20分で目安としている天狗木峠に到着するも、点の記にかかれている自動車到達地点が解らず(測量屋3人もいて恥ずかしい)、野迫川村役場まで行き産業課長別所様に教えてもらう。
高野山中学
天狗木峠
天狗木峠全景
陣ヶ嶺一等三角点の道順を教えてもらった野迫川村役場
再度天狗木峠に逆戻り、最近開設したと思われる脛をかむ様な急勾配の作業道(点の記の山道とは別)を徒歩約20分、陣ヶ嶺一等三角点に到着。標高1,105.8mだけあって北から西にかけての眺望はすばらしく、ひとしきり陣ヶ嶺よりのパノラマを楽しみ、カニの横歩き状態にて下山、檜股二等三角点に向かう。
野迫川村標識
陣ヶ嶺一等三角点
陣ヶ嶺一等三角点
標高1,105.8m
選点明治18年10月
埋標明治36年8月8日
陣ヶ嶺一等三角点
途中適当な時間になり、高野辻の休憩所にて昼食。運転されていた谷向氏(酒好き)には残酷でしたが、西畑・岡田は缶ビール少々(小学校の遠足とはチョット違う所)をよばれて昼寝。
陣ヶ嶺より北側(橋本方面)を臨む
陣ヶ嶺登頂記念
陣ヶ嶺登頂記念
陣ヶ嶺より西側(高野山方面)を臨む
1時頃出発し、県道川津高野線、林道水ヶ峯線を経て高野龍神スカイラインに入り、約40分で檜股二等三角点に到着。(途中風力発電設置工事の為点の記に記載されている自動車到達点つる姫公園まで車で入れず徒歩約10分)
当三角点は三角点とつる姫の墓が一体となり、まるで三角点がつる姫に守られている風情である(つる姫の詳細については野迫川村史参照)。
高野辻休憩所よりの山桜
檜股二等三角点
標高1,180.2m
選点明治34年6月14日
二等三角点とつる姫の墓
檜股より紀伊水道方面を臨む
又これよりの眺望は陣ヶ嶺に優るとも劣らず紀伊水道方面から大阪方面、奈良高野方面、田辺熊野方面まで全方位のパノラマが楽しめる。帰りの車までの道中には、まだワラビがいくらか残っており、ワラビ採りをしながらの帰り道となった。
檜股より大阪方面を臨む
檜股より奈良高野方面を臨む
檜股より田辺熊野方面を臨む
最後に今回予定している小辺路探訪へと当地を2時頃出発、高野龍神スカイライン→県道高野天川線→国道371号線→国道480号線を経て高野山大学正門前を通り、小辺路の起点となるロクロ峠に約40分で到着。本来これより徒歩にて散策するのが筋というものでしょうが、少々疲れ(そういう歳でもないのですが)もあり、車で行ける薄峠まで行き、薄峠より30分ぐらいの散策。
高野龍神スカイラインよりの小辺路入口
小辺路高野町起点ロクロ峠
薄(うすい)峠
小辺路は現在教育委員会にて熊野参詣道(小辺路)保存修理工事の最中であり、近々完成予定となっている。又今回の小辺路探訪は時間的余裕がなくて小辺路に申し訳なく、いつかロクロ峠より熊野本宮大社までの全線踏破(2泊3日ぐらいだそうです)をし、再度報告していただく協会員を募ります。
薄(うすい)峠よりの中辺路
ロクロ峠~薄(うすい)峠より南西を臨む
ロクロ峠~薄(うすい)峠間より南西を臨む