測量設計業に係る調査研究、研修会の開催、普及、啓発等に関する事業を行っています

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第6回探訪記


清川中の電子基準点の案内板


できたてほやほやの電子基準点の前で記念写真
今回は、スリランカからホームステイで日本に来ている
ディーパールさんも参加してくれました。


電子基準点付属金属標はまだコンクリートが巻かれていませんでした。


二等三角点「行者山」にて記念写真


「三角測量」「公共測量作業規程」から無くなってしまいましたが、その昔三角測量で使った測量用の「やぐら」の注意書きが残っていました。


二等三角点行者山を囲んでしばし談笑する。


畑のおじさんにここから南紀白浜が見えると教えられ遠くに確認する。


「カシミール3D」により行者山から白浜方面を見た画像


遠くに、南部川村村歌にも歌われている三里峰を望む


「カシミール3D」により行者山から三里峰を見た画像


三角点登山を終えて南部梅林を訪ねる
梅はまだ咲いていませんでした。去年の今日はもう5分咲き位になっていました。


「一目百万・香り十里」の南部梅林で知られる日本一の梅の里(南部川村ホームページより)


地方紙「紀伊民報」に掲載された記事
清川中の電子基準点はできたばかりなので、国土地理院の閲覧サービスの中にはまだ載っていません。国土地理院のホームページ


南部川村教育委員会に掛かっていた額縁の中の「村歌」
をコピーさせていただきました。

2004年2月11日(水)
私たち和歌山県測量設計業協会の紀南支部有志は、第6回高野熊野世界遺産登録申請記念の三角点登山を行いました。
最終回にあたる今回は、和歌山県南部川村の村立清川中学校の校庭に、つい最近設置された電子基準点(名前はまだ公表されていません)と、南部川村歌にも歌われている「行者山」(二等三角点)に登ってきました。
設置されていた電子基準点は、「ずんどう型」で今までの電子基準点とはいささか形が違っていました。GPS受信機を保護するドームの大きさは旧来型とあまり変わりはないみたいでしたが、くびれてないぶん頑丈そうでした。この電子基準点で観測されたデータは24時間、茨城県の国土地理院に電話回線を使って送られています。そのデータは、国土地理院のインターネットのサイトで無料で見ることが出来ます。また、全国の地殻の変動は「全国の地殻変動概況」としてで公表されています。
二等三角点「行者山」は点の記によりますと、明治34年7月22日に選点されたと記されています。行者山は南部川村歌の2番に「東に高き虎が峰、西に聳ゆる行者山、三里ケ峰を北に負い・・・」と歌われている山で、小学校の遠足でも使われているとのことです。(佐々木氏談)
私たちは、朝南部川村の梅振興館に集合しました。今回は、スリランカから来て本宮町泉さん宅ににホームステイしている、ディーパールさんにも参加して頂きました。スリランカはインドの東南の海上に位置する島で昔はセイロンとして知られている国で、面積は四国と九州を合わせたよりも少し広いくらいで、1972年に共和国として政体を改めたと世界大百科事典(日立デジタル平凡社)に載っています。言葉は英語で、私たちと彼との会話は、第三者にはとても奇妙なものであっただろうと思います。
一行六名は、まず、清川中学校の電子基準点を訪ねました。梅振興館を出発し国道424号を北上し清川中学校に到着しました。冒頭にも書いたように、電子基準点はまだできたてのほやほやで、コンクリートの根巻きも出来ていませんでした。ディーパールさんからGPS電子基準点の説明を求められ、答えた返事が、「エーっと、サテライト、デンパ(?)、キャッチ、グローバル、ポジション、シル(?)、イグザンプル、ミサイル、ハッシャ?、ポジション、ボン」という具合で、答えた本人は汗びっしょりでした。とりあえず、電子基準点の前で記念写真を撮り、二等三角点「行者山」を目指しました。
国道424号をとって返し、途中で村道を通り高野から切目の上洞(かぼら)へ抜ける県道を北上し、途中大串集落で行者山へ登る農道へと入りました。「行者山」は、標高422.35mで頂上付近まで開墾されています。ふもとからほぼ九合目まで軽トラックでも切り返さないと行けない九十九折りの道が付いています。こんな頂上まで開墾した昔の人の苦労が偲ばれます。道の最終で車を降り、梅畑を通り山道に入りました。畑から約400m10分程度山道を登り二等三角点行者山に到着致しました。三角点は雑木で囲まれており、周囲は見渡せませんでした。昔作った三角測量用のやぐらの注意書きがありました。(写真参照)
三角点を囲みしばらく談笑しました。スリランカのディーパールさんとの対話には、非常に体力を使いました。帰りの途中の梅畑からは南の方向に遠く南紀白浜の岬を見ることが出来ました。この畑は南の方向を向いていて、白浜が見えると教えてくれた老夫婦は仕事が無いときでもここに来てぼんやりと時間を過ごすことがあると言っていました。また、東の方向には、村歌にある三里峰を見ることが出来ました。三里峰はことさらとんがって見えました。(カシミールの画像参照)
私たちはその後、熊瀬川の鶴の湯温泉で昼食をとりました。大きな声で片言の英語と片言の日本語を話す私たちの会話は周りの人には面白かっただろうと思います。
その後、国道424号を南下し、日本一の紀州南部梅林を訪れました。梅はまだ咲いていませんでした。昨年の今日はもう5分咲き位になっていたのですが、花が見えずに残念でした。スリランカのディーパールさんが、梅林公園でお茶をサーヴィスしている和服を着たお嬢さんを見つけ、お願いして写真を撮らせて頂きました。やはり、海外の方には和服姿は珍しいのでしょう。帰りに「かたやま」さんのいももちを買い、帰路につきました。